HPバージョンコントロールレポジトリマネージャー(HP VCRM)は、インストールに利用できるソフトウェアのディレクトリです。 HP VCRMを設定することにより、HPバージョンコントロールエージェント(HP VCA)がレポジトリに含まれるソフトウェアを監視できるようになります。
[設定の変更]をクリックします。 [バージョンコントロールレポジトリマネージャの選択]ページが表示されます。
[コンピューター名]フィールドにHP VCRMをインストールしたシステムのIPアドレスか名前を入力します。 HP VCRMをインストールしたコンピューター名を指定すると、より詳しいソフトウェアインベントリの生成が可能になり、システム上のHPのソフトウェアをアップデートする方法が提供されます。
[ログインアカウント]フィールドで、指定したシステムでHP SMHの適切なセキュリティレベルを持つログイン名を入力します。 アカウントのタイプ、アカウント名、およびパスワードは、前の手順で指定したシステムにHP SMHまたはマネジメントHTTPサーバーのどちらがインストールされているかによって異なります。 このアカウントはHP VCRMシステムで[オペレーター]または[管理者]レベルの権限を持つ必要があるため、これらの情報を入力する前に、ブラウザーを使用してログインアカウントおよびパスワードを確認することをおすすめします。
注記:HP VCRMからソフトウェアをダウンロードするには、HP SMHで定義されている[管理者]または[オペレーター]のアカウントを入力して、HP VCAの該当するパスワードを入力する必要があります。 HP VCRMで匿名アクセスが無効になっている場合、HP VCAでインベントリをHP VCRMで利用できるインベントリと比較してソフトウェアのステータスを表示するには、少なくともユーザー権限のアカウントを入力して、該当するパスワードを入力しなければなりません。
Windows XP Service Pack 2またはWindows Server 2003 Service Pack 1の場合、ソフトウェアファイアウォールを実装しており、ブラウザーや他のクライアントが、HP VCRMにアクセスするために必要なポートにアクセスできないため、HP VCRMへアクセスすることができません。 この問題を解決するには、[例外] を使用してファイアウォールを設定し、HP SIM、HP VCA、および他のHP VCRMが使用するポート経由でアクセスできるようにする必要があります。
ファイアウォールの例外設定を行うには、以下の手順に従ってください。
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注記:HP SIMのセキュアポートおよび非セキュアポートについて詳しくは、HPのWebサイト http://www.hp.com/jp/proliantessentials_manual で入手できるHP Systems Insight Managerテクニカルリファレンスガイドのトラブルシューティングヘルプファイルのログインの問題の項を参照してください。
この設定によって、Windows XP Service Pack 2のセキュリティ強化はデフォルトのままになりますが、トラフィックは以前のポートを経由できるようになります。 HP VCRMにアクセスするブラウザーやほかのクライアントから正しく通信するには、セキュアポートと非セキュアポートの両方を追加する必要があります。
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HPバージョンコントロールは、シングルサインオン(SSO)システムをサポートします。SSOシステムを使用すると、信頼済みHP VCAは、HP VCRMのHP SMHへのログインに必要な認証項目を入力することなくHP VCRMに接続できます。 [証明書を使用]オプションが選択されている場合、HP SMHは、選択されている信頼モードに基づいてSSO要求を処理します。 HP SMHはHP VCAのHP SMH公開証明書を取得し、信頼関係を検証するためにこれを使用します。 HP SMHが信頼関係を確立できない場合、またはセキュリティトークンを確認できない場合、ブラウザーは [Managed Device Login,] ページにリダイレクションされます。
[次へ]をクリックして次に進みます。 [リファレンスSupport Packの選択]ページが表示されます。 この手順で指定した設定を消去するには[リセット]をクリックし、変更作業を中断するには[キャンセル]をクリックします。
注記:HP VCRMにアクセスできない場合は、エラーメッセージが表示され、設定を入力しなおすためのHPバージョンコントロールエージェントの [設定の変更] ページに戻ります。
[リファレンスSupport Packの選択]フィールドでは、[ホーム]ページの [Support Packのバージョン] 欄でデフォルトのリファレンスとして表示する HP Service Pack for ProLiant の名前をドロップダウンリストから選択してください。 HP VCRMの設定は変更するが、新しいリファレンスSupport Packを指定しない場合は、新しいリファレンスSupport Packを指定せずに[完了]をクリックします。
ソフトウェアのバージョンが適合しないときに警告を表示する場合は、[[このチェックボックスをオンにすると、ソフトウェアステータスはインストールされたソフトウェアのバージョン情報と、リファレンスサポートパックのソフトウェアバージョン情報を元に表示されます。]を選択します。
注記:以前にリファレンスSupport Packが設定されていないか、設定されたHP Service Pack for ProLiantが存在しない場合は、[リファレンスSupport Pack] フィールドに[("(選択なし)")]と表示されます。
ユーザー定義ソフトウェアベースラインの項目がHP VCAのリファレンスSupport Packとしてみなされるようにする場合は、[このチェックボックスをオンにすると、強制的にVCAはソフトウェアステータスを算出するためにリファレンスサポート内のすべてのコンポーネントを考慮してインストールされていない項目をレポートします。]を選択します。
注記: [ユーザー定義ソフトウェアベースライン]がリファレンスSupport Packとして選択されている場合にのみ、[強制Support Pack] チェックボックスオプションが有効になります。
変更内容を消去して前の設定に戻るには[リセット]をクリックし、変更作業を中断して設定を元に戻すには[キャンセル]をクリックし、変更を保存するには[完了]をクリックします。 アップデートされた設定は、[現在の設定]ページに表示されます。
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注記:[キャンセル]をクリックすると、[キャンセルの確認]ダイアログボックスが表示されて、変更作業を中断して元の設定を維持することの確認を求められます。 [いいえ]をクリックすると[現在の設定]ページに戻り、[はい]をクリックすると、変更作業を中断し、元の設定を維持して、[ホーム] ページに戻ります。
「リファレンスSupport Packの表示」 |